龍本部道場の最高責任者として、またNPO法人合気道龍の代表として安藤師範は活躍されています。安藤師範は、塩田剛三先生の技を受け継ぐ、現代の達人の一人として世の中に知られています。活動範囲は、1滴のしずくが水面に波紋を広げるように、日本各地、世界中に及んでいます。安藤師範の指導法は独特で、様々な日常的比喩を用い、合気道の難解な技法を分かりやすく説明します。

また合気道の楽しさを最も重視し、道場の明るい雰囲気はその表れでもあります。更に、現代には珍しい内弟子制度を設け、自らの技術と精神を受け継ぐべき人材の育成に積極的に取り組んでいます。安藤師範は昭和31年、愛媛県新居浜市に生まれ、徳島大学工学部に入学。徳島大学合気道部で合気道に出会いました。大学卒業後、一度は就職したものの、合気道への思い立ちがたく、また塩田剛三先生の技に感銘を受け、昭和56年内弟子として養神館に入門されました。 平成5年、師範となり、現在養神館合気道八段。合気会弐段も取得している稀な人材です。塩田先生直伝の確かな技と、その人柄を慕い、日本ばかりでなく、海外からの門人も数多くいます。また安藤師範の先祖は、植芝開祖の生地である和歌山田辺藩初代藩主安藤直次ではないかと言われています。安藤師範の高祖父は四国・新居浜市で、隣町西条藩からお嫁さんをもらい、(輿入れの際、お駕籠に乗ってやってきたと)その性・安藤を継いだということです。西条藩は紀州藩の支藩(監督・管理下)で、安藤直次は徳川家康の命で紀州藩家老についていました。安藤師範の家紋は下り藤に安の字が入る他に類を見ない珍しい家紋で、安藤直次の田辺城跡にもその痕跡がハッキリと残っています。平成2年には、合気会と協力して浦安市合気道連盟を結成。世界でも例のないユニークな組織を作り、合同演武会の開催、地域主催の行事への参加など、幅広く活発な活動を行なっています。

著書:「合気道の解」「中心力の時代」/(株)BABジャパン
DVD:「真空の合気」「できる合気道」」等/(株)BABジャパン
「合気道の証」「合気道達人列伝/(株)クエスト

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